9月にスマホを楽天モバイルに乗り換えたのを皮切りに、通信・放送関連のサービスを乗り換えて、全体として固定費削減することができました。11月末に楽天モバイルの端末代相当のポイント還元も完了したので、備忘録代わりにまとめておきます。


乗り換え前は、すべてauのサービスを利用していました。


・スマホ:au

・自宅ネット回線:auひかり

・テレビ:auひかりテレビサービス

・固定電話:auひかり電話


これらを今回、すべて他の会社に乗り換えたわけです。別にauに恨みがあるわけではなくて、できるだけ安くしようと検討した結果、そうなりました。


スマホ:auから楽天モバイルへ

まず、9月初めに、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)を利用してauから楽天モバイルへ乗り換えました。この件についてはすでに詳細を記事にしています。


はじめてのMNP 前篇

はじめてのMNP 後篇

はじめてのMNP 番外篇

楽天モバイルに乗り換えて1ヶ月経ったけど何か質問ある?


この乗り換えによって、au時代には月4800円ほどかかっていたスマホ関連料金(ウィルス対策ソフト利用料含む)が、ノートンのセキュリティソフト利用量の210円だけに激減しました(月のデータ通信量が1GB以下の場合)。


また、MNPを機に、スマホの端末も新しく購入したのですが、端末料金の25000円は、11月末に楽天ポイントで還元されたので、実質無料です。


ネットをeo光へ、テレビをJ:COMへ

次に自宅のネット回線(光ファイバー)とテレビサービスについて変更を検討しました。auひかりの料金はプロバイダ料金・固定電話料金を含めて月5500円ほどになっており、高く感じていたからです。一方、auひかりテレビの料金は月2500円ほどですが、auひかりテレビはネット回線がauひかりでなければ利用できないサービスのため、ネット回線を変更すれば必然的にauひかりテレビも解約となります。


ネット回線(プロバイダ料金含む)は、一時的な割引などを除いて考えると、eo光が一番安いようでした。eo光にもテレビサービスは存在するのですが、僕の住んでいるマンションはサービス提供対象になっておらず、ネットをeo光にする場合は、テレビサービスを別途探さなければなりません。実際、探してみたところ、僕のマンションで利用できるのは、auひかりテレビを除けばJ:COMしか存在しませんでした。


したがって、選択肢は


・auひかり+auひかりテレビを継続

・eo光+J:COMに変更


の2つとなります。両者の価格はほぼ同じ(J:COMのコースが最上位のスタンダードプラスの場合)ですが、テレビサービスのチャンネル数はJ:COMのほうが圧倒的に多くなります。さらに言えば、auひかりテレビは映像が不安定で時々途切れるだけでなく、突然「信号がありません」というふざけたメッセージを表示して放送が止まってしまうことも度々あって腹に据えかねていたこともあり、eo光+J:COMに変更することにしました。


ネットもJ:COMにしてまとめるという手も考えましたが、うちのマンションで利用可能なコースの場合、速度面でeo光に大きく劣るため断念しました。一方で、J:COMはテレビと固定電話をセットにすると、テレビ単独より安くなるため、固定電話はJ:COMを利用することにしました。


以上の検討の結果、


・テレビと固定電話をauひかりからJ:COMへ乗り換え

・自宅ネット回線をauひかりからeo光へ乗り換え


という結論になりました。この2つの乗り換えは、上記の順番で行わなければなりません。先にauひかりのネット回線を解約してしまうと、その時点でauひかりテレビも解約となるため、J:COMの利用開始まで空白期間が生じてしまうからです。


というわけで、9月下旬にJ:COMの開通作業を実施してもらってテレビと固定電話の利用を開始し、その後すぐにauへ連絡してauひかりテレビを解約しました。固定電話については電話番号そのままでJ:COMに乗り換えた時点でauひかり電話のほうは自動で解約になります。このJ:COMへの乗り換えに関しては「出戻りJ:COM備忘録~接続・録画・ダビング~」に詳細を記してあります。


次いで、10月上旬にeo光の開通工事を行って利用を開始し、ふたたびauへ連絡して、今度はauひかりを解約しました。これによりauのサービスはすべて解約となりました。解約自体は電話で済ませられますが、ホームゲートウェイとTVのセットトップボックスはレンタルなので返却が必要です。解約の連絡をすると、後日、返送用の伝票が送られてくるので、自分で用意した箱に機器を梱包して伝票を貼り付け、発送します。着払いなので支払いはありません。



固定費削減金額の総括

以上のとおり、スマホ・自宅ネット回線・テレビサービス・固定電話の乗り換えをおこなった結果、目論見どおり固定費削減となりました。

乗り換え前総額:約12800円
乗り換え後総額:約9100円(スタート割等により、1年目は約7600円、2年目は約8500円)

実際のところ、自宅ネット回線費用の減額分はテレビサービス費用の増額分によって相殺されており、全体の減額は、スマホの乗り換えによる減額分をほぼそのまま反映するかたちになっていますが、ともかく1年目は5000円以上の固定費削減であり、テレビサービスの内容が拡充したにもかかわらずこれだけの費用削減ができたのは上出来ではないでしょうか。

また、初期費用についてですが、楽天モバイルについては、上記のとおり、端末代がかかりましたが、楽天ポイントのかたちで同額が還元されたため、実質ゼロです。J:COMでは、工事費12000円と契約事務手数料3000円がかかりますが、工事費については12ヶ月の分割払いとされた上で、毎月1000円の工事費割引が入るため、1年間契約を続ければ実質無料となります。そしてeo光では、標準工事費5500円と事務手数料3000円、回線終端装置の購入9114円がかかりますが、このうち標準工事費はスタート割により全額割引されます。回線終端装置については購入でなくレンタルにすれば初期費用はゼロになりますが、毎月のレンタル料が発生するため固定費は増加します。僕は毎月の固定費削減を優先して購入にしました。

以上をまとめると、実質初期費用はJ:COM事務手数料3000円+eo光事務手数料3000円+eo光回線終端装置9114円の合計15114円となります。

一方、初期費用とは反対にスタート時のキャンペーンプレゼントによる収入があり、J:COMからは1万円Quoカード、eo光からはJCB商品券3000円がプレゼントされました。



このプレゼントによる収入を初期費用から差し引くと、実質的な初期費用は2000円程度となります。1ヶ月の固定費削減分でお釣りがきます。

これだけ立て続けにサービスの乗り換えをするのはなかなか大変でしたが、それだけの価値のある固定費削減ができたと思います。