昨年4月から僕が利用してきた低酸素トレーニングのジムが、緊急事態宣言に伴う兵庫県からの営業自粛要請を受け、今日から臨時休業になりました。


僕自身は、3月以降は自主的に自粛して一度もジムへ行っていません。一度も利用しないのに月会費を払っているのはもったいなかったのですが、状況がどう変わるかわかりませんでしたし、低酸素トレーニングを中断することが走力にどう影響するかを見極めてから、どうするか考えることにしていたのです。


4月に入り、新型コロナの感染は収束するどころか拡大の一途をたどり、緊急事態宣言が出てスポーツジムが営業自粛要請の対象になって、ジムは5月6日まで休業することになりました。一方で、僕のほうは低酸素トレーニングを1ヶ月以上中断しているにもかかわらず、走力はむしろ向上しているようにも思えます。少なくとも低下はしていません。いろいろ考えた結果、低酸素トレーニングはいったん終了し、実走や体感トレーニングを充実させることで走力アップを目指すことにしました。


選択肢としては退会と休会があり、最初は退会を考えていたのですが、迷った末に、月1100円だけ支払う休会にしました。一年間お世話になったので、今大変な状況にあるジムにほんの少しだけでも助けになればという気持ちからと、万一やっぱり低酸素トレーニングを再開したいと思ったときに僕にもメリットがあるからです。


1年前に低酸素トレーニングを始めたのは、サブ3を達成した直後で、さらに記録を伸ばすために新たな取り組みをしたいと思ったからでした。しかし、昨年12月の赤穂義士マラソンでは自己ベストは更新できましたが、期待していたほどの記録の伸びはありませんでした。聞くところによると、近年は高地トレーニングも「Living High, Training Low」、つまり普段の生活のより長い時間を高地の低酸素環境で過ごし、トレーニングはむしろ標高を下げて行うのだそうです。そう考えると、1セッション30分間だけの低酸素トレーニングは、サブ3からさらに記録を大きく伸ばすには不十分なのかもしれません。


また、気持ちの面でも、「低酸素トレーニングをしている」ということに自己満足してしまっているところがあったかもしれません。これからは低酸素トレーニングに頼らないで走力アップを目指したいと思います。同時に、新型コロナの感染が早く収束してジムも以前のように営業できることを祈っています。


MY PERSONAL RECORDS

Full Marathon : 2:58'09" ( The 28th Ako-Gishi Marathon, 1st December 2019 )

Half Marathon : 1:18'40" ( 2020 UNICEF CUP KOBE VALENTINE LOVE RUN, 9th February 2020 )